10/18赤坂dot&blueライブへの誘い 

誰かを好きになることは、君になりたい、という感覚を多分に含んでいる。だからThe Cureのロバート・スミスは”Why can’t I be you?”と歌ったのだ。しかしそれは対象と同化したいという、イノセントで、些か幼稚な願望である。

2001年にジャズボーカルとしてのデビューアルバム、”Anything Blue”を発表した後、必要に駆られ、実質上の2ndアルバムをたった1ヶ月で制作した。”Sweet and Lowdown”という、こちらはウディ・アレン監督の映画作品の中に出てくる楽曲のみで構成された作品。このアルバムに続いて、今秋はまた新たに文学作品と映画作品にインスパイアされたライブを2公演開催する。

ひとつは9/26(火)関内Ben Tenutoでのソフィア・コッポラ監督の映画音楽特集。

そしてもうひとつがこのライブ、Music from the book, “The Crazyladies of Pearl Street” by Trevanian。 江國香織氏の名訳『パールストリートのクレイジー女たち』で日本でも広く知られることとなったトレヴェニアンの自伝的小説であり、遺作である。

言葉というのは音楽のようなもので、音楽というのは言葉のようなものだと思う。どちらが先に発されたのか、ほんとうに同時だったのかもしれない。概念上の区分け次第ではあるけれども。文体とは歌なのだ。作家は歌う。トレヴェニアンの歌う、独特の、楽しく、哀しく、でもやっぱりとっても楽しい歌。

それとはまた別のこととして、この本には、音楽が溢れている。特に「パールストリートブルース」と題された章では何十曲ものアメリカ30年代当時のポピュラー音楽が(もちろんジャズも当時のポップスである)物語の構成要素として登場する。果たして2020年代に生きる私たちが、この楽曲群のうち何曲を口ずさむことができるだろうか?この楽曲群は鳴らされるべきだ。たとえそれが、パールストリートから海を隔てて1万キロ以上も離れた赤坂の地だとしても。

作品は一度この世界に生み出されたら、作家の手を離れる。作家は読者として、また自分の作品と出会うことになる。テクストは、読者に読まれることによって生まれ変わり、更新されてゆく。そしてその祝福は半永久的に続くのだ。めくるめく美しい物語に愛と感謝を込めて。

【詳細】

10/18(水)赤坂dot&blue

https://www.dot-blue.net

東京都港区赤坂7-9-7 バルビゾン74 1F

赤坂駅より徒歩5分

03-3568-3188

MC 

予約¥3000

当日 ¥3500

加藤咲希(DJ & Vocal)

浅川太平(Piano)

⏰タイムスケジュール⏰

19:00-19:40 DJプレイ

19:40-20:10 ピアノソロ

20:40-21:40 ボーカルライブ

(入れ替えなし)

実はこのトレヴェニアン特集とソフィア・コッポラ特集は双子の企画。

http://www.sakikato.com/?post_type=tribe_events&p=2318&preview=true

現代の都会に生きる女性と、近過去に都会を生き抜いた男性。どちらの物語も美しく、そして美しい物語には美しい音楽が欠かせない。

港町関内で、あるいは赤坂の地で。奇妙なメディアミックス体験にいらして下さいませ。

9/26(火)関内Ben Tenutoソフィア・コッポラ特集ライブ開催決定のお知らせ🦄💖

9/26(火)関内Ben Tenuto

🌈ソフィア・コッポラ特集ライブ開催決定のお知らせ🦄💖

コロナ罹患により、体調のことでご心配をおかけしております🙇‍♀️昨日からガイドラインによる自主隔離期間は明けています。

以前から計画していたこちらの特別ライブ、浅川Pとの話し合いの結果、予定どおり開催させていただくことになりました!(PはプロデューサーのP、そしてピアノのP🎹)

でき得る限り、精魂込めてやらせていただきます!このライブには特別な想いがあります。

まず地元横浜で、私のDJが初お披露目であること🎧✨

そして映画音楽シリーズとして、新たにソフィア・コッポラ監督の映画音楽からのみ選曲し、全曲新曲をお届けすること🌈🦄(浅川Pのオリジナルアレンジ曲を多数含みます)

DJ、ピアノソロ、ボーカルライブの三部構成になっているので、どこを切り取っても楽しんでいただけるのではないかと思います✨

⏰タイムテーブル⏰

19:00-19:40 DJ 

19:40-20:10 ピアノソロライブ

20:40-21:40 ボーカルライブ

ソフィア・コッポラ監督って誰?全然知らない!というそこのアナタ、全く問題ありません〜(まあ、一言で説明すれば、フランシス・フォード・コッポラ監督の娘さんですけど!)。音楽に造詣が深いソフィアの映画音楽は、例えば以下のような、皆が大好きなキラキラのポップスで埋め尽くされています。王道なようで微妙な外しの抜け感、甘くて切ない、女の子の世界です。

So Far Away – Carol King

I’m Not In Love – 10cc

Alone Again (Naturally) – Gilbert O’Sullivan

風をあつめて – はっぴいえんど

ジャズ曲も多用されていて、

I Fall In Love Too Easilyや、Smoke Gets In Your Eyes等のスタンダードも散りばめられています。

これらの楽曲を、ボーカルライブ、もしくはピアノソロでお届けします。浅川Pのピアノソロもぜひお楽しみに!

ライブ前に、1, 2作観れるかも、という方は、ぜひ”Virgin Suicides”か、”Lost In Translation”をおすすめします。

実はこの夏、私はとある自発的な取材でヨーロッパにいました。この件に関してはまた後日ご報告させて下さいね。

そして偶然にも偶然が重なり、80周年記念を誇るヴェネチア国際映画祭の現場に足を運ぶ機会に恵まれたのです。そこにはソフィア・コッポラ監督が、新作とともに訪れていたのでした。

 【詳細】

9/26(火)関内Ben Tenuto

https://ben-tenuto.owst.jp

横浜市中区弁天通3-48 

045-263-6778

MC 

予約¥2500

当日 ¥3000

加藤咲希(DJ & Vocal)

浅川太平(Piano)

実はこのソフィア・コッポラ特集と10/18(水)赤坂dot&blueでのトレヴェニアン特集は双子の企画。

http://www.sakikato.com/event/music-from-the-b…-of-pearl-street/

現代の都会に生きる女性と、近過去に都会を生き抜いた男性。どちらの物語も美しく、そして美しい物語には美しい音楽が欠かせない。

港町関内で、あるいは赤坂の地で。奇妙なメディアミックス体験にいらして下さいませ。