まず最初にお伝えしたいことは、2025年3/10(月)渋谷JZ Bratでの加藤咲希× Lilla Flickaジョイントリリースパーティーは、私の今までの音楽活動の全てを網羅し、包括した集大成としてのライブになります。
お休み前、残り4本のライブ全てが愛おしく大切ですが、今までの音楽活動の全てを網羅したライブはこれだけです。編成が大きいのでいろいろなことができるし、何よりLilla Flickaが出演するのはこのライブだけだからです。
なぜ私が3月いっぱいでライブ活動を休止するのかは、何個か前の投稿をお読みいただけたらご理解いただけるのではと思います。
ここ1, 2年で私のことを知ってくださった皆さまにおかれましては、Lilla Flickaって誰?何?とお思いかもしれません。
Lilla Flickaはスウェーデン語で、リッラフリッカと読みます。小さな女の子、という意味です。私、加藤咲希のシンガーソングライターとしての別名義になります。
Lilla Flickaの音楽活動は加藤咲希よりも長く、私が初めてインディーズでアルバムを作らせていただいたのもLilla Flicka名義でした。
ジャズシンガー加藤咲希としてデビューしてからは、おかげさまでどんどんジャズの方が忙しくなっていったので、活動の分量としては加藤咲希の方が遥かに大きかったのですが、私にとってはLilla Flickaも加藤咲希も両方必要なもので、両方が私です。加藤咲希が表でLilla Flickaが裏の顔、もしくは加藤咲希がペルソナで、Lilla Flickaが本体である、というようなことは全くなくて、本当に、ふたりでひとつ、という感覚で音楽活動を続けてきました。
加藤咲希はできるだけエレガントに様式美を踏襲することを標榜し、Lilla Flicka は全ての心の乙女にアプローチすべくアヴァンギャルドかつアナーキーで、ジェンダー、カルチャー、エイジフリーであることを標榜してきました、というか勝手にそうなっていました。
このイベントに向けて、1, 2月連続で、加藤咲希もLilla Flickaも配信リリースが続いていました。未聴の方はぜひ下記のリンクからお願いします。
加藤咲希 & 浅川太平
ミニアルバム『Sweet And Lowdown E.P.』
https://big-up.style/BnliM55Fwb
Lilla Flicka & トオイダイスケ
シングル『Overflow』
https://big-up.style/qjCCLJyomI
加藤咲希はジャズスタンダードを、Lilla Flickaはジャンル横断、特に、生楽器ではなくてDAWを使って電子的に音楽を作ることが多かったです。Lilla Flickaはハウスやテクノやhip hopが好きなのです。
今回のJZ Bratでは1stセットで加藤咲希がジャズスタンダードもしくはカバー曲を、2ndセットではLilla Flickaがオリジナル曲を歌います。Lilla Flickaのオリジナル曲は、先ほど申し上げたように、生楽器でなくて電子的に作ることが多かったのですが、今回ジャズミュージシャンの方々と生楽器で演奏するにあたり、あえて一聴しては生楽器で演奏しなそうな曲たちを選びました。
もしLilla Flickaに興味を持ってくださった方がいらしたら追っていただけるように、文章の最後にLilla FlickaのMVやインタヴューへのリンクをいくつか貼ってみますね。
ではここからいきなりJZ Bratで共演するメンバーの紹介です!
DAWでコンピューターの中で作った音楽と、生演奏の融合を図る為に、今回はマニピュレーターとして、菊地成孔さん率いる音楽制作グループ「新音楽制作工房」より、田島浩一郎さんに入っていただきました。田島さんはNHKドラマ&映画『岸辺露伴は動かない』シリーズの劇伴等を手掛けています。とても興味深い音楽を作る方で、 AIを取り入れることは既に数年前から取り組んで実験なさっていましたし、フィールドレコーディングした音をMIDI化して曲にすることも田島さんの手にかかると甘やかでポップに聴こえたりするのは不思議です。
両セットを通しての音楽的な統括とアレンジはピアニストの浅川太平さん。ジャズスタンダードや歌の伴奏の文脈での叙情的かつ緻密なアプローチも素晴らしい浅川さんですが、実はご自身のソロやトリオでのオリジナル曲の破壊力と独自性は凄まじいものがあります。ジャズメンの皮を被った演奏が異常に上手いパンクスなのでは…と思ったこともあるほどです。結果、何周かしてそれをブルースと呼ぶのかもしれない。特に歌伴での流麗な浅川さんしか知らない方はトリオライブ等で度肝を抜かれたらよろしいかと思われます。かと思えば、土屋絢子さんとのバンドQuietronicaでは彼女が書くオリジナルの日本語詞に対して的確かつ本当に美しいアレンジと曲をお書きになっていたりします。
ベースの仲石裕介さんとは本当に久しぶりに、たぶん5年ぶりくらいにご一緒させていただきます。寺井尚子さんのカルテットをはじめ、インスト、ボーカル問わずたくさんのミュージシャンから厚い信頼を受けて様々なジャズの文脈で活躍している方ですが、今回のジャズスタンダードからハウス、変拍子のhip hopまで、生楽器で演奏するというコンセプトを遂行するにあたり、グルーヴの側面を大きく担っていただくことになります。私がジャズシンガーとして本当に駆け出しの頃、仲石さんとお話していた中で、何気なく、hip hopとかも聴きますね〜とおっしゃっていたのを覚えていて、ジャズの文脈で今までご一緒した中でのグルーヴ感がとても素敵だったので、仲石さんにお願いすることにしました。
今回共演させていただく中でいちばんの若手、アンファンテリブル、ドラムの秋元さんとご一緒させていただくのは完全に初めてです。秋元さんはDC/PRGをはじめ菊地成孔さんのバンドやスガダイローさんとの共演で活躍、既にソロ作のリリースも多数。繰り返しになりますが、今回のジャズスタンダードからハウス、変拍子や揺らぎを含んだhip hopまで、生楽器で演奏するというコンセプトを遂行するにあたり、彼の中のクロスリズムや揺らぎ、打楽器で歌うようなアンビエントな感覚にも大いに期待を寄せています。
メンバー紹介は以上になります。
ぜひ私の集大成としてのライブにお越しいただけたら嬉しいです。JZ Bratでお待ちしております。
ご予約はこちらからお願いします。
↓
https://www.jzbrat.com/liveinfo/2025/03/index.html#20250310
おかげさまでプレミアムシート(最前列確約、ギフト付)はあと2席で完売みたいです。JZ Bratとやりとりして初めて残りの席数がわかるのでタイムラグがあり、もし現時点での席数と相違があったらすみません。。。
【2025年3/10(月)渋谷JZ Brat】
加藤咲希×Lilla Flicka合同リリースパーティー👩❤️👩
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2階
03-5728-0168
(出演)
加藤咲希(Vo.)
浅川太平(Pf.)
仲石裕介(Ba.)
秋元修(Dr.)
田島浩一郎(D.J. & Mani.マニピュレーター)
OPEN 18:00
START 19:00
1st 19:00-19:50 加藤咲希
2nd 20:20-21:10 Lilla Flicka
入替なし
10名限定プレミアムシート
(最前列確約、アーティストからのギフト付)
¥8,000
一般予約adv ¥5,500
一般当日door ¥6,500

Real Soundインタヴュー
https://realsound.jp/2022/12/post-1198403.html/amp
Lilla Flicka & 新音楽制作工房
『I’m An Instrument』MV
https://youtu.be/3hIh9VOFAew?si=mpn9sXBTmNnI5pdO
Lilla Flicka & 新音楽制作工房
『大人なんだから』MV
https://youtu.be/VYA_mJcMaEI?si=akWHfofwvqLA2XuV
Lilla Flicka & 新音楽制作工房
『HAL9K』 MV
https://youtu.be/p0xFIp0qyXQ?si=tkVnjxHnLcbTdwVX